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精神科デイケア“アミーゴ”では“社会資源を知ろう”というプログラムがあります。
このプログラムにおいて近隣の社会資源を試しに使ってみることで、その社会資源を知るきっかけとし、のちのちプログラムでなくプライベートでもその社会資源を使うことに役立てる、ということを目的に開催しています。
従来このプログラムで利用しに行った社会資源は、ダイソーでのセルフレジ利用、支援センターめぐり、ケンタッキーフライドチキンでのタッチパネル注文、などです。
今回は、南房総市千倉町にある“ふる里学舎パン工房”に行ってみました。
パンは品数が揃っていました。
真新しくてきれいな建物でした。
三芳病院のデイケアセンターに戻ってきて、この社会資源を体験しに行ったメンバーのうち数人から感想を話していただきました。
Aさん
「カレーパンが4種あって。甘口、辛口、バグダン、スパイシー。甘口とバクダンを買って食べた」
食べた後の感想だったので、カレーパンの写真は残っていませんが、カレーパンだけで4種あるのは、かなりの品揃えです。
Bさん
「梅ジャムは初めて食べたけど、美味しかった」
「硬いパンが好きで、ベーコンエピを買って食べたら美味しかった」
「1個130円とかですごく安かったけど、なんでこんなに安く売ることができるんだろう」と、かつてパン屋さんで働いていたBさんならではの感想もありました。
一方で、今後使える社会資源となったかどうかについては、
Bさん「気軽に行けるなら資源になるけど、遠くて行けない」
Aさん「ほんとに機会ないと行かない。立地的に」
と、三芳病院からの交通の便の悪さが感想として聞かれました。
一方で、異なる視点からの“社会資源”として、「働いてる人が楽しそうに働いてた。自分もそういう仕事に就けたらいいな」とCさんからの感想がありました。
“社会資源を知ろう”プログラムを開始した当初は、日常の中で使える資源を増やすきっかけとしよう、ということが目的でしたが、「自分もこういう職場で働けたら」と思い描くきっかけともなったのは、『精神科デイケア内にとどまらない、生活に生きる支援を提供する』という、精神科デイケアにおける根本に触れた気がしました。
精神科デイケア“アミーゴ” スタッフ
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