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情報を得ることと、情報をもとにして自分で選択できるということ――リカバリー

2025.10.25

精神科デイケア“アミーゴ”では様々なプログラムがあり、その多くは“居場所”的意味合いの大きいプログラムですが、中には知識を得て今後に役立てるようなプログラムも少ないですが存在はします。

先日、その役割を持つプログラムとして『作業所を知ろう』プログラムが単発のプログラムとして開催されました。

当院のある南房総市、そして隣りの館山市など近隣の地域には、多くの“作業所”が存在しますが、その中でも当院と日頃やり取りを比較的多くしている作業所『1ステップ』について詳しく知る機会を設けるためのプログラムを開催しました。

1ステップでは自家製弁当の販売・配達もしているため、昼食として弁当を配達してもらい、配達に来てくれた1ステップのスタッフ・利用者さんたちからの説明を聴き、質疑応答の時間も設ける、という形でプログラムは進みました。

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1ステップでは、弁当作り・配達以外にも、最近は海の水を使って塩を作ることも始めたとのことで、その他にも独自ブレンドのコーヒーの販売など、近隣の作業所ではあまりやっていない作業もやっているという印象でした。

工賃は平均で400円台後半とのことで、B型作業所ではあるも、将来的には県の最低賃金の工賃を目指している、とスタッフさんから説明がありました。

塩作りに携わっている利用者さんからは、塩作りをしていく中で、それが完成した時の達成感が大きい、という話がありました。

作業所自体が“成長”“開拓”“進歩”“前進”という言葉がピッタリくるような印象があり、利用者さんが達成感を感じられることを念頭に置いたものとなっているように感じられました。

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“アミーゴ”から参加したメンバーの方たちからも、多くの質問が出ました。

弁当は何人でどのようなスペースで調理しているのか、作業のレベルをどんどん高めていくことが求められるのか、など、通所するにあたって確認しておくべき質問も多く出ました。

 

プログラム終了後に、“アミーゴ”から参加したメンバー全員ひとりひとりに感想を語ってもらう時間も設けました。

「まだ作業所に通ってないけどこれから作業所通所のことも考えることになる。ちょっとやってみたいかなと思いました」

「コーヒー作りとかやってみたいと思いました」

「スタッフと利用者さんの雰囲気がいい。私用がある時の休みの都合をつけてくれて送迎もしてくれることになったら今の作業所から移っちゃうかも」

など、様々な感想が語られました。

 

参加者は今回、1ステップという作業所の情報を得て、今後作業所への通所を開始する時の、そして作業所を移る時の選択肢を得たわけですが、情報を得られること、それをもとにして自分で自分の生活を選ぶことができるということ、というのは、精神疾患を持つ方にとっては、非常に大きなリカバリーであると考えられます。

 

“アミーゴ”も、利用者の方が他のデイケアについての情報を得たとしても、そこで通所したいと選ばれるようなプログラム・支援を提供していく必要がある、と私自身思いを新たにした、今回のプログラムでもありました。

 

 

精神科デイケア“アミーゴ” スタッフ


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